[コメント] 小早川家の秋(1961/日)
他人の家に入り込むカメラでも、のぞき見ているような感じがしなかった。かといって、よそよそしくもない。不思議な距離感に思う。
カメラが大げさに移動をすることはない。人々が集まっていた部屋に事件が起きると、誰もいなくなった部屋に今度は蚊取り線香の渦巻きが目にとまる。静かな対比。人がいたときにも同じくあったはずのそれに初めて気付いた瞬間でもある。
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