以前も書いたんですが、私、ネタバレ投票しません。っていうか「デキナイ」。 ネタバレの範疇がわかんないというのが正直なところで、実は私にとってのネタバレって、あらすじから既に、なんですね。つまり本当に観たい映画とかは一切情報をシャットアウトする。最初から新鮮な気持ちで楽しみたいから。でも、これ、リスク大きいんですよ。ビョークが好きだって理由だけで事前情報なしで行った『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。優れた映画かも知れないけど私はダメでした。もう何やってもヤル気が起きない。脱力の塊。生けるゾンビ。そんな状態が３日くらい続きましたね。で、ＨＰ観てみると当然書いてあるじゃねーか、あらすじが。しかも「あー、これ読んでたら観にいかなかったかも」みたいな部分も克明に。だからね、匙加減なんでしょうね。あ、話が逸れた。よーするにネタバレの基準って、みなさん人それぞれだと思うわけです。だもんで、私はネタバレ投票はシナイ。デキナイ。ワカンナイ。

でもね、この作品から始まった一連のゾンビ映画のネタバレならワカリマス。それは「人間やゾンビがどのような描写で殺されるか」。これに尽きます。物語や展開なんぞは二の次です。誰がどう噛み付かれるか。どう臓物が引き出されるか。この背徳のバリュエーションの快感が得たくて皆さん観続けているんですよね？・・・え。俺だけ？

たぶんこれからも定期的に描かれるだろう最強のホラーキャラクター。狼男やドラキュラとか廃れてしまったキャラを押しのけて第一線ですよ。これがなかったらホラーファン人口はもっと少なかっただろうし、名作ゲームで後に映画化された『バイオハザード』もなかった。カプコンを一躍トップ企業に持ち上げた功績を考えるとカプコン社員はロメロ詣出はもちろんやっているんでしょうね？足向けて寝てないでしょうね。

低予算だし、メイクを見たって古さは払拭できない。それはいいんです、古典なんだから。これが作られたということが大事なんです。個人的には『スターウォーズ』級の賛辞が溢れていたっていいくらいなんですけど。