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お父さんと伊藤さん (2016/)

[Drama]
製作総指揮小西啓介
製作木村俊樹
監督タナダユキ
脚本黒沢久子
原作中澤日菜子
撮影大塚亮
美術仲前智治
音楽世武裕子
衣装宮本茉莉
出演上野樹里 / リリー・フランキー / 藤竜也 / 長谷川朝晴 / 安藤聖 / 渡辺えり
あらすじ34歳のコンビニのアルバイト店員・彩(上野樹里)は、同じ店員で54歳の冴えない男・伊藤さん(リリー・フランキー)と一緒に暮らしていた。始めは、人生の負け犬だろうと馬鹿にしていた彩だが、伊藤さんは金はないが生活を楽しむ知恵があり、二人きりの気ままな生活はとても心地よかった。ところがある日、彩はそんな事情を知らない兄(長谷川朝晴)から、兄夫婦と暮していたお父さん(藤竜也)を半年間だけでいいので預かって欲しいと懇願されてしまう。そして、戸惑う彩をよそにお父さんが二人のアパートに転がり込んできた。元小学校の教師で74歳。ひとりでは何も出来ないくせに、口うるさいお父さんとの厄介な共同生活が始まった。(119分) (ぽんしゅう)[投票]
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全6 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5見栄や偏見や妬みといった感情に左右され俺たちは生きているのだが、そういう社会的関係性を削ぎ落としたっていいじゃないかとさえ思える我欲の無さが好ましいとか好ましくないとかでなく厳然と自然体で存在してることの快楽。しかも紛れもないリアルと共に。 (けにろん)[投票(1)]
★4無自覚に“お父さん”がたれ流す「甘え」も、それを引き受けきれない“娘”の後ろめたさもまた「甘え」。そんな人間どものどうしようもなさに、鉄槌一喝下される嵐の古民家シーンは圧巻。一瞬襟を正すも、すぐにウヤムヤに帰すのも「甘え」という人の優しさ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★3ご本人たちのことはもちろん知らないんだけれど、主演の三人である上野樹里リリー・フランキー藤竜也がなんかそのまんま、のようで嘘くさく、それだけに物悲しい。装置も舞台も貧しく物悲しい。古民家での喝だけ浮いている。 (動物園のクマ)[投票(1)]
★3疑似家族(夫婦)の疑似家族(夫婦)足る所以は言葉の通り「寝食」を共にすること。上野の、リリーの、の、役者としての素の質がそのまま物語を説得的にするのは、人が役になるのではなく役が人になるところの映画の詐術。敢えて″描かない″描きようは物足りぬが、映画と物語の距離としては快適でもあり。何気ない夜の辻角、灰色な曇天、突然の雨粒。 ()[投票(1)]
★3タナダユキ監督にはもっと心を抉ってくる内容をどうしても求めてしまうため、物足りなく感じた。メインどころの3人は悪くない。特に上野樹里! (irodori)[投票]
★2初期設定は抜群。しかしそこからどこにも連れて行ってくれない。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
Ratings
5点1人*
4点3人***
3点6人******
2点1人*
1点0人
11人平均 ★3.4(* = 1)

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