★5 | 王座は奪うよりも防衛する方が遥かに難しい。駆け上がる恍惚を味わうこともなく、維持することの重圧に疲弊する日々を送った息子。何もかも手に入れた傍ら、何もかも失った嘆きを押し殺し、男は静かにその席に座り続ける。 (kiona) | [投票(13)] |
★5 | 物語の構造的な美や表層的な激しさは前作に譲るが、深い人間性を描いて本作が勝る。 [review] (よだか) | [投票(11)] |
★5 | 続編の魅力をここまで発揮した作品は他に類を見ない。 [review] (甘崎庵) | [投票(11)] |
★5 | あまりにも悲しすぎる「バベルの塔」の物語。これは奇跡の映画だ。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(10)] |
★5 | これがまたいいんだ。愛する者を守るべく組織を固めていった父と、組織を守るため愛するものから孤立していく息子の対照的な姿!見事。 (おーい粗茶) | [投票(10)] |
★5 | マイケルの先鋭化と孤独。そこに張り付く影のように描かれる父・ビドーの屈折した青春。親から子、子から孫へと愛情とともに受け継がれる運命の憎悪の血。ビトーは憎悪の裏返しである信頼を核に結束を作り、マイケルは憎悪に根差した疑念を糧に結束を守る。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(9)] |
★5 | ふたつのファミリー(組織と家族)の構築と破壊の物語。挿入される父のエピソードとの対比があるからこそマイケルの孤独が際立つ。 [review] (cinecine団) | [投票(8)] |
★5 | 若き日のビトをブランドの風貌とは似つかぬ無名の若手俳優がどう演じるというのか、と、上から目線で見下していた観客をその第一声で黙らせ、絶望の淵からのし上がった者だけが持つ強さ、優しさをその眼力にたたえ唸らせたデ・ニーロの衝撃に尽きる。 [review] (ナム太郎) | [投票(7)] |
★4 | マイケルが父に劣っているのではない。「父」や「夫」であることがいよいよ難しくなってきた現代を、闘っても失われるものの多い逆説の時代を、彼は懸命に生きている。 (ジェリー) | [投票(11)] |
★4 | 時代を左右できた「ゴッドファーザー」という名の偉大なる父が存在し得た時代への挽歌。すでにアメリカが父によって裁かれる時代は終局を迎えた。デニーロの輝く瞳と、パチーノの諦念を秘めた表情は、それぞれに各時代を象徴する「アメリカの顔」である。 (水那岐) | [投票(8)] |
★4 | 劇中に描かれるマイケルはほとんど食事を口にしない。逆説的に、これは食卓の映画だと言っていい。また、これは第一義的に「影」の映画である。深度を増して黒々と沈んだシルエットで語るコッポラ(ウィリス)の画は、全ての人間が亡きヴィト像を通して投げかけられる影であることを示す。ヴィトの幻影(時代の名残)を懐かしみ、そのことによって苦しめられる、「影」として在ることしかできない「こどもたち」。 [review] (DSCH) | [投票(6)] |
★4 | 志した者と継承する者の違い。 [review] (フランチェスコ) | [投票(6)] |
★4 | なんだ、これって普通に面白い映画じゃん。 [review] (G31) | [投票(5)] |
★4 | 考えに考えたうえで「1の方が好き。」と言ったら「全然わかってない。」とがっかりされしょんぼり…。答えを期待したうえでの質問に、このような名作を使うのはやめて欲しい。 [review] (tredair) | [投票(5)] |
★4 | 守ろうとすればするほど、皆いなくなる。そんなヤマアラシのような愛憎劇。 (代参の男) | [投票(3)] |
★4 | 親兄弟は選べない。綺麗事だけじゃ世の中生きていけない。一体何の為に頑張ってきたんだか。。。 (レディ・スターダスト) | [投票(3)] |
★3 | 「2」を知ることで、「1」の深みを知る。とても有意義な続編。(レビューはラストに言及) [review] (グラント・リー・バッファロー) | [投票(7)] |
★3 | 撮影は凄腕ゴードン・ウィリス。ゴールデン・アンバーの色調の素晴らしいフィルムです。このころ同時に彼は、ウディ・アレンの『マンハッタン』などをモノクロームで撮ってもいて、物語をなめらかに進行させる撮影のお手本のような仕事をしてる気がする。え?関係ないって?・・・なんかねー、コッポラのこのシリーズって我が侭をロマンティックに誤魔化してる感じがしてならないのねー(汗)。 (エピキュリアン) | [投票(4)] |
★3 | このデ・ニーロの特異なる存在感をどう表現すればよいのか。ファースト・インプレッションから、ただ佇んでいるだけで全身からカリズマティックな説得力が滲み出る。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★3 | 何とも苦渋の3点。前作の空気の受け継ぎ方は絶妙、ストーリーもこうなるべくしてこうなったっていう必然性に溢れている。ロバート・デ・ニーロに至ってはマーロン・ブランドへの敬意すら感じる最高さ加減。ただトータルするとちょっとダルい。 [review] (Myurakz) | [投票(2)] |
★3 | この作品をみて、はじめてビトーとマイケルの器の違いに気がついた。 [review] (shaw) | [投票(2)] |
★2 | 寝。 (ウェズレイ) | [投票] |