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動物園のクマさんの人気コメント: 更新順(1/14)

人気コメント投票者
★1ゴジラ-1.0(2023/日)よくできたドールハウスのようなセット、叫び睨み熱演する役者、命を粗末に扱う国を非難しながら粗末に描くプロット。初作へのオマージュを散りばめて、嘘を本当のように塗り固めようとすると、こういう映画になる。呆れる以上に、悲しい。Myrath, おーい粗茶[投票(2)]
★4ブルックリン横丁(1945/米)「あれはいい映画だよねえ」という回顧的な言葉がぴったり。人間には未来があり、若者には希望がある、なんてくさい感想がよぎるのは、もちろんペギー・アン・ガーナーのおかげ。KEI[投票(1)]
★4オリーブの林をぬけて(1994/イラン)映す、映される、演じる、振る舞う、の境界が2重3重に曖昧になっていくうちに、見ているこちらがふわふわと混乱していく不思議な快感。この三部作は、ラストが抒情的で好き嫌い分かれそうだけど、素直に心震わすことにしています。ぽんしゅう[投票(1)]
★4マッチ工場の少女(1990/フィンランド)冒頭の機械の無表情な動きがこの映画そのものなのだろうが、マッチの作り方、とか、納品チェックの中身、とか本題とは異なるものに惹かれているうちにあれよあれよと落とされていく。カティ・オウティネンは少女には見えないけれど、バーでのナンパで見せた笑い顔が頭から離れない。寒山拾得, ジェリー[投票(2)]
★4愛しのタチアナ(1994/フィンランド=独)常に画面の中央に人間がいて、それなのに何もしない無愛想さがとても際立つ。それでもタチアナと心通わす成り行きは、派手ないきさつ渦巻く巷のラヴストーリーを蹴散らす力強さがあり、たまらない。jollyjoker, けにろん, ゑぎ[投票(3)]
★4黄色いリボン(1949/米)ジョン・フォードの男たちは、みな女たちの白いエプロンに帰る。ジェリー, りかちゅ, 甘崎庵[投票(3)]
★3アマデウス(1984/米)凡人なんていない、のでは?天才と出会った人だけができる自己認知。天才だって自分のことを凡人と思ってるかもしれないし、自分を天才だと思っている天才ならやっぱり凡人。牢を撮らせるとうまいね、この監督。ダリア[投票(1)]
★4The Guilty/ギルティ(2018/デンマーク)映画に騙されることはよくあるが、騙されてたと気づく快感も期待していたりする。しかし、この映画は騙すためではなく、主人公と観客が共同して状況を誤読していく不愉快な想像でできている。だから、最後は自己開示しかないんだろう。けにろん[投票(1)]
★4わたしの叔父さん(2019/デンマーク)見える、聞こえる、によって作られること。見せない、聞かせない、によって作られること。どっちにしても、映画をみる、は作る行為に加担する、という原初的な反省をさせられた。いいところまで行っているように思うけど、こういう作り方は危うい一線、ちょっと違うけど小川プロとブレッソンの間のような。けにろん, ゑぎ[投票(2)]
★2スポットライト 世紀のスクープ(2015/米)世紀のスクープってな副題が虚、冗談だということだろうし、追う側、追われる側、共に表に表れる劇画のような出来事は無いってことだろう、鈍色の画調がピッタリ。途中からレイチェル・マクアダムス を見るだけが楽しみになった。ゑぎ[投票(1)]
★5牛泥棒(1943/米)厳格な映画だ。1日の出来事を75分に濃縮させる、的確なカットの積み重ね、削ぎ落とされた台詞。完璧主義者だったらしいこの監督の省略の才は、80年の時間が経てもそう簡単には超えられていない。ゑぎ[投票(1)]
★4郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942/伊)キッチンの椅子からぶら下がる白い脚に惹きつけられて以降、やや強引な展開に粗さを感じながらも監督のエネルギーで同じことが二度起こるストーリーを楽しめる。この監督の作品は、役者の目に色気と迫力を感じますね。ゑぎ, けにろん[投票(2)]
★5エル・スール −南−(1983/スペイン=仏)父パードレ・パドローネ』といい、この映画といい、なんとすばらしい俳優でしょう、、、こういう映画に出会うと映画好きでよかったとほんとに思いますジェリー[投票(1)]
★5知りすぎていた男(1956/米)階段をゆっくり下りさせたら、ヒッチコックにかなう人はいないっすね。ジェリー, 3819695, 緑雨[投票(3)]
★5乱れ雲(1967/日)階段を上る司葉子の目、湖面に落ちる雨粒、赤いシグナルが、激しく胸に迫る成瀬の傑作。平日午前中の六本木の映画館は、すすり泣きの嵐でした。もちろん、私も。 [review]ジェリー, 寒山拾得[投票(2)]
★5三人の名付親(1948/米)荒唐無稽の物語を、名宗教画を想起させる神々しい奇跡的な絵作りと冒頭10分で全てを端的に示し追跡劇を巧みな伏線で仕掛ける作劇術で、一瞬たりとも飽きさせない。そして、 [review]ジェリー, ゑぎ[投票(2)]
★5鶴八鶴次郎(1938/日)端正で緊張感が途切れず、かと言って力が入らない画面作りといい、出演者全員のスキの無い演技といい、目が釘付けになった。『芝居道』といい、山田五十鈴はその存在が芸そのもの。ジェリー, セント[投票(2)]
★4ハスラー(1961/米)エンドロールがいい。ジャッキー・グリーソンがコートを着て立ち去り、ジョージ・C・スコットが脱力のポーズで腰掛け、その横をいつものように床を掃く従業員。なんとも言えない虚無感。けにろん[投票(1)]
★3コリーニ事件(2019/独)現在と過去をガチャガチャと行き来する構成のせいでしょう、積み上がる何かに欠けている。取ってつけたラスト、もただがっかり。原作者の小説にある得体の知れない雰囲気も当然ながら、ない。フランコ・ネロとの再会は嬉しかった。けにろん[投票(1)]
★3団地(2016/日)不覚?にも感動した。真横の構図に、たまに挟まれる真上の視界が、上下の境界を曖昧にし、今ここ、と、かつてそこ、の境界さえ曖昧にする。山坂を登るリュック姿の藤山直美の後ろ姿のよれ方こそ、その危うい曖昧さ。DSCH, 寒山拾得[投票(2)]