[コメント] 異人たちとの夏(1988/日)
怪しい呼び込みの男を褒めたり、ウナギ屋行ったら本多猪四郎がいたり。夢のようなやさしい時間が、怪異に出会うためのセットアップになっている。主人公の故郷に浅草を選んだ山田太一は見事だ。
のちの久住昌之・谷口ジローのマンガ「孤独のグルメ」(1994~)に流れる時間の自由さとよく似てるんだよな。80年代の日本人は、この「孤独のグルメ」的な時間の魅力を言語化・概念化できていなかった。山田太一、生前に「孤独のグルメ」読んでたか、ドラマ版とか観たかなあ。きっと気に入ったんじゃないかな。
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