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この世界の片隅に (2016/)

In This Corner of the World

[Animation/Drama/War]
製作真木太郎 / 丸山正雄
監督片渕須直
脚本片渕須直
原作こうの史代
撮影熊澤祐哉
美術林孝輔
音楽コトリンゴ
出演のん / 細谷佳正 / 尾身美詞 / 稲葉菜月 / 小野大輔 / 潘めぐみ / 岩井七世 / 牛山茂 / 新谷真弓 / 渋谷天外
あらすじ広島に育った、絵を描くことが大好きで夢見がちな娘、すず(のん)。彼女にあるとき、幼い頃に見初めたという呉の水兵、周作(細谷佳正)との縁談が持ち上がる。否も応もなく周作の家に嫁いだすずを迎えたのは、優しい義父母(牛山茂/新谷真弓)や辛辣な口調の義姉・径子(尾身美詞)、その娘である利発な晴美(稲葉菜月)だった。すずは彼らのなかで日々を重ね、太平洋戦争勃発後の物資の減少のなか、暮らしに喜びや楽しみを見つけてゆく。だが、すずから青春を奪ったことに負い目を感じる周作は、すずの幼馴染みである哲(小野大輔)と彼女の親密さに複雑な思いを抱くのだった。〔126分〕 (水那岐)[投票]
Comments
全46 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5当たり前の毎日が、どれほど幸せで素晴らしくかけがえのないものなのか、これほど強く伝わってくる作品ってないと思う。 [review] (おーい粗茶)[投票(15)]
★5これを戦争映画だなんて呼びたくない。「語り伝えたい物語」なんて言葉で飾り立てたくない。これは「時代にテメェを変えられない女」の物語だ。 [review] (水那岐)[投票(15)]
★5現実にあった世界、実在する人物 [review] (HAL9000)[投票(11)]
★5おばあちゃんに観てほしかった映画です [review] (AgentF)[投票(8)]
★5絶対に映画館で観た方がいい理由 [review] (てれぐのしす)[投票(8)]
★5ある映画で、「風はまだ吹いているか、少年よ」と彼岸の男は問いかけ、「はい、まだ吹いています」と此岸の少年は答えた。その、吹き続ける風に乗って、たんぽぽの綿毛は居場所を見つける。喜びと、悶えるような苦しみと虚しさを抱えながら、白昼夢のような光と記憶の断片で織り成された世界で、風はやまないのだ。 [review] (DSCH)[投票(7)]
★5「戦時下」がやがて強いていく、内心と肉声の背反。しかし背反ではあっても乖離ではなく、むしろすずさんはその背反からこそ、じしんの中にあられもなき実存を見出していく(エロティックでさえあり)。「戦時下」と言う″悪″さえ人を覚醒させる(良くも悪しくも)。喪われたことにただ怒り、喪われたものにただ泣くこと。やっぱりのんさんに主演女優賞。 ()[投票(6)]
★5人間であることの嬉しさをこんなに感じた映画はない [review] (pinkmoon)[投票(6)]
★5世界の片隅に咲いたタンポポの物語。私たちは地続きの場所に居る。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(6)]
★5最初から最後まで、すずさんの喜びや悲しみ等々全ての感情を一緒に体験したかのよう。観終えた後に残るのは悲しいとも切ないのとも違う気持ち。そして気付く「あの時はこんなだったのか」と。 [review] (荒馬大介)[投票(6)]
★5号泣の訳 [review] (芋虫)[投票(5)]
★4やっぱり、本作において最も重要な色彩は白色なんだろうな、と、つらつら思いました。思いつくまま、白い色をあげてみます。白いタンポポ。タンポポの綿毛。白鷺。白鷺の羽。波間の白うさぎ。白粉、白粉をふった、すずの顔。雲。アイスクリーム。包帯。砂糖。白米。 [review] (ゑぎ)[投票(14)]
★4アウシュビッツの後で詩が書けなくなるすず、聖女チェチリアの境地に至る。 [review] (寒山拾得)[投票(11)]
★4いつもボォーとした夢想少女すずの、半径数メートルで起きる「世界の片隅」の細部を描き連ねることで、戦時下という特殊な状況に過剰に感情移入することなく私たち鑑賞者も、いつしか彼女とともに日常という「あたりまえ」が生み出す幸福へと導かれ同化していく。 [review] (ぽんしゅう)[投票(9)]
★4地方における「銃後」の生活に通底する緊張感と鬱積を描いている点で、個人的には『美しい夏キリシマ』に通じるものを感じたのだが、本作では悲劇が現実のものとなる様が痛切に描かれる。空襲、不発弾、そしてキノコ雲。 [review] (緑雨)[投票(5)]
★4突然は毎日の普通の中で現れ、突然が普通になる普通の繰り返し。 号泣にならなくって本当にほっとした。バリアフリーを求める映画館で観てよかった。 [review] (動物園のクマ)[投票(5)]
★4思い出すとただただ涙がはらはら流れます。能年玲奈を何とかしてあげる大人が現れますように。 (もがみがわ)[投票(5)]
★4難事を彼女は従容と受け入れるがその確執は時代の細緻な描写が担保する。郊外都市の戦時下を描いたリアリズムが新しい。真昼間の畑での日常はあっけないほど瞬時に非日常に蹂躙される。一旦スイッチが入った途端熾烈な内面を剥きだす片渕のマグマの発露。 (けにろん)[投票(4)]
★4評判のアニメを満席の劇場で見る。淡々とした女性の半世紀。平和な日常が描かれる。そこに忍び寄る戦争という影が静かに彼女を怯えさせてゆく。そして実家の原子爆弾による壊滅。それでも彼女は静かにその運命をかみしめ生きてゆくのだった。 [review] (セント)[投票(4)]
★4風立ちぬ』なんかもそうですが、あえて戦争の事実を実写で表現するよりもよっぽどアニメーション映画の方がハマることがある。 [review] (deenity)[投票(3)]
Ratings
5点58人**********************************************************
4点52人****************************************************
3点6人******
2点0人
1点0人
116人平均 ★4.4(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
ヒロシマ・ナガサキ (死ぬまでシネマ)[投票(3)]
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